2015/12/17から開催されている岩手コラボイベントですが、実は当サイトの管理人は翌日18日にクリアしていました。

(なぜこんなに早くクリアできたのかというと、運も味方したという所もあります。)

普段は首都圏在住のため東北に行く機会などないのですが、たまたまイベント開催直前の1週間を使って東北各県を回る旅行を計画しており、その行程の途中で岩手コラボイベントのお知らせがあったため、少し行程を変更してイベントにすぐに参加できたのです。

以下に使った切符や行程を簡単にまとめますので参考程度にどうぞ。

◆使った切符

北海道&東日本パス(普通列車限定)

北海道&東日本パス

このきっぷは発売時期や利用期間があらかじめ決まっているタイプになります。

文字通り、JR北海道とJR東日本全線をはじめ、青い森鉄道、いわて銀河鉄道、北越急行、富士急行もこの乗車券1枚で乗車できます。

ただし普通列車のみです。いわゆる「普通」「快速」と名の付く列車であれば基本的にコレだけで乗車できます。(座席指定の快速列車【リゾートしらかみ・きらきらうえつ】などは座席指定券を別途購入すれば乗車できます。)

特急列車に乗車したい場合は有効な特急券のほかに乗車券も別に用意する必要があります。(津軽海峡線など普通列車が走っていない路線には特例が設けられている区間もあります)

私はこれと三陸鉄道乗車時に支払った乗車券など、一部私鉄利用時の乗車券類であわせて13,000円程度しか交通費を使用しませんでした。

時間はかかりますし貧乏くさいっちゃ貧乏くさいんですが、なにぶん駅メモ!は遠征費用がかなりかかるゲームですので、そのあたりをいかに抑えながら、そして体力や気力を保ちながらプレイできるかを考えるのもまた楽しいものですよ。

今年(2016年)の北海道&東日本フリーパスはちょっと条件が特殊なので注意してください。

以下ウィキペディアからの一部抜粋です。

2016年

  • 発売額は春季(第1期)は前年と同様、春季(第2期)発売分からおとな10,850円・こども5,420円に値上げ。
    • 春季(第1期):発売期間2月20日 – 3月13日・利用可能期間3月1日 – 3月19日
      • 前年に次いでの変更。北海道新幹線開業に伴い3月20日 – 25日の設定はない。
    • 春季(第2期):発売期間2月26日 – 4月16日・利用可能期間3月26日 – 4月22日
    • 夏季:発売期間6月20日 – 9月24日・利用可能期間7月1日 – 9月30日(前年と同様)
    • 冬季:発売期間12月1日 – 1月4日・利用可能期間12月10日 – 1月10日(前年と同様)
  • 3月26日に開業する北海道新幹線については、新青森 – 新函館北斗相互間に限り、特定特急券を別途購入すれば乗車できる。
  • 2016年春季から富士急行線がフリーエリアから除外される。
  • 3月26日の北海道新幹線開業に伴い第3セクターに移管される道南いさりび鉄道線(木古内-五稜郭)は本きっぷは使用できない(3月26日以降に本きっぷを使って本州⇔北海道間を移動する場合には上述の特例で特定特急券を購入し、北海道新幹線を利用する必要がある)。
  • 有効期間は前年と同様。

北海道新幹線の開業が迫っています。

開業前の春季(第1期)を購入するといわてコラボイベントにギリギリ間に合いますので、挑戦する方は発売日を確認してください。

 

◆宿泊

個人的に最も気にしたのはその日に泊まる宿です。

(車でお出かけの方は車中泊もできますが、かなり疲れますよ、アレ…)

駅メモ!目的の旅となると、一人旅になる方も多いかと思います。

そして(特にフリーきっぷを使うとなると)できるだけ多くの駅を回りたいと思うようになります。

そうなると最終的な目的地(宿泊地)がなかなか決まらないという状況によくなります。(少なくとも私はなりました)

私の最も遅い記録は23時をまわった終電ギリギリの東海道線、豊橋~浜松間で、終点の浜松に到着する寸前に宿をとった記録があります。

そういう状況はさすがに一度しかないですが、当日泊まれる宿を探すのはなかなか大変です。

そこで管理人がいつも利用しているサイトを紹介しておきます。

もったいぶっておいて、「なんだ、楽天トラベルか」と思った方、すみません。楽天トラベルです。

でもさすがは大手サイト、スマホアプリから当日泊まれる宿の一覧や、残り部屋数なんかもすぐにわかるのでいつも頼りにさせてもらってます。

個人的なこだわりは「2日に1日は大浴場のあるビジネスホテルに泊まる」ということです。

大きな風呂に入るだけで気持ちが開放的になりますし、シャワーだけのユニットバスよりも断然疲れがとれます。

部屋が空いてないなら仕方ないですが、やはり風呂はいいものです。

今回のいわてコラボ時はカプセルホテルも利用しましたので、1週間で4.5万円程の宿泊費で抑えることができました。

節約、大事です。

◆行程

1日目 上野→八戸

月曜日の朝に出発。

もうずっと東北本線北上という感じです。

東北本線は比較的訪れた人数も多く、複数リンクでの経験値もまあまあおいしいです。

朝の通勤通学ラッシュを過ぎるとガラガラなので夕方くらいまでは楽に乗れます。

盛岡から18時過ぎに出る八戸行きは一転してものすごく混雑するのでご注意を。

2日目 八戸→大湊→青森→弘前

ちょっと寄り道がてら下北半島をぐるっとまわりました。

大湊駅

大湊線は利用者も少なくディフェンダーを置いておけば長時間リンクが期待できます。(もぼが2日くらいリンクしていました)

八戸駅前はコンビニくらいしかありません。繁華街やホテルはJR八戸線の本八戸駅周辺に集中しています。

弘前に到着したのはお昼過ぎで、弘前城をめぐったり弘南鉄道に乗ったりしました。

今度は夏に津軽鉄道など乗りに行きたいですね。

3日目 弘前→(五能線:リゾートしらかみ)→秋田→新庄→鳴子温泉→小牛田→仙台

五能線はリゾートしらかみで行きました。当日は天気が良くて良かったです。

リゾートしらかみ

弘前から乗りましたが平日ということもあって座席は結構空いてました。

やはり青森と秋田の県境は民家も少なく電波の入りも悪く圏外になったりします。

その分リンクしてしまえば不安になるほどアクセスがありませんので、これまた長時間リンクが狙えます。

秋田からは奥羽本線で新庄へ。新庄駅はとても広々としていましたが駅前はコンビニなどもなく寂しい感じです。

道中に廃線が隠れているのでレーダーを飛ばしながら確認していきましょう。

この日は仙台で開業したばかりのカプセルホテルに泊まりました。

4日目 仙台→石巻→女川→一ノ関→気仙沼→(BRT)→盛→釜石→花巻→盛岡

仙台から始発で女川へ。商店街の開業前だったので駅前は閑散としていました。

気仙沼からは代行バスで盛駅へ。BRT専用道路がなかなか新鮮でした。

本来の気仙沼線とは通り道が違うので、レーダーを準備して取り逃しのないようにしましょう。

通り道での陸前高田ではいまだにガレキが多く、倒壊した建物もそのまま放置されていました。

陸前高田

震災から時が止まったような風景でいろいろ考えさせられます。

その道中でいわてコラボイベントを知り、翌日一気にクリアをもくろみます。

5日目 盛岡→八戸→久慈→宮古→(バス)→盛岡→大館

まさかのいわて銀河鉄道2回目の乗車(笑)

久慈までは割と順調に駅がとれるんですが、ただでさえ電波環境が悪い海沿いの土地なのに加えて三陸鉄道はトンネルが多いのでなかなか圏外から復帰しないんです。

三陸鉄道

いわてコラボイベントは対象駅を「チェックイン」しなければならないので、電波のせいで取り逃してレーダーでアクセスしたら対象外扱いになります。

三陸鉄道に乗ってチェックインする場合はなるべくスマホの電源を落とさずにGPSが正常に働くことを祈りましょう。

ちなみに山田線は宮古ー釜石間は不通区間で復旧の見通しも立っていません。

さらにこの時は宮古ー盛岡間も土砂災害の影響で普通になっていたため、国道106号を走るバスで盛岡まで移動しました。

岩手県コンプを狙う方は廃線の岩泉線にご注意ください。

三陸鉄道の道中で岩泉駅と二升石駅が、山田線の宮古ー盛岡間でレーダーを飛ばせば浅内駅以外はなんとかなります。

浅内駅をとりたい場合は素直に龍泉洞めぐりをして全駅チェックインしましょう(笑)

6日目→大館→秋田→酒田→(きらきらうえつ)→新潟→新津→長岡

ここからはひたすら日本海側を南下しました。

このあたりになると車社会の面が顕著にあらわれます。

鉄道の利用者は地元の学生くらいになるので、空いています。

きらきらうえつ

きらきらうえつも全席指定ですが、ガラガラでした。

7日目 長岡→水上→高崎→上野

新潟の南部は豪雪地帯で知られている通り、かなり雪が積もっていました。

上越線はなかなか見ごたえのある雪景色です。

上越線

長岡から水上方面を目指せば、土樽駅と土合駅は地上なのでレーダーがなくてもチェックインできます。

ぜひメモリールート攻略も挑戦してみてください。

 

◆旅を終えた感想

東北地方の支線はディーゼルが現役の路線が多く、風情のあるローカル列車の旅が楽しめます。

ディーゼル車

特急だと通り過ぎてしまう駅でも、よく見ると面白い景色に出会えることもあります。

時間がかかるのが唯一の難点ですが、学生の皆さんをはじめ、社会人の方も有給などをうまく使って駅メモ!片手にローカル格安旅行をぜひ試してみてください!